Behind the build — Day 025
day25は、架空のタコススタンド「HARE TACOS」。週末と気分で開くお店、という設定です。作ったのは、営業中だけ存在するサイト——お店が開いてる時はサイトもOPEN、閉まってる時はサイトもCLOSED。店先の「営業中/準備中」の札や、のれんと同じ働きをするページです。

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このサイトが言うことは、ひとつだけです。「いま、開いてるかどうか」。開いていれば、ページ全体が明るいターコイズになって大きくOPEN。閉まっていれば、シャッターの写真に変わってCLOSED。「いま開いてます(16:00まで)」「いま閉まってます」——言うのは今のことだけ。あしたの予定も、休みの理由も言いません。
なぜ「今」だけか最初は「きょうは未定」「きょうはお休みです」など、その日の予定まで言う作りにしていました。でも気まぐれに開くお店では、先のことは店主にも分かりません。先のことを言おうとすると、確かなことが言えなくなる。「今」のことなら、いつでも本当のことが言える。だから、店先の「営業中/準備中」の札と同じ2枚に絞りました。のれんが出ていれば営業中——それ以上は語らない、という昔ながらの形です。
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お店のLINEに「開けます」と送ると、サイトがOPENの顔になります。「閉めます」で閉店の顔に。操作はこの2語だけ。レジを開ける手でスマホに5文字——のれんを出すのと同じ手間です。開店の準備をしながら送れば、返事と一緒にサイトのURLが届くので、その場で確認もできます。
早じまいの日は「開けます 15時まで」のように送ると、その日だけ閉店時刻が変わり、ページの表示も「きょうは 15:00 までです」になります。時間の書き方は「15時まで」でも「15:30まで」でも通じるようにしました。
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この仕組みの生命線は、「サイトが嘘をつかないこと」です。行ったら閉まってた——を無くすためのページが、閉め忘れで嘘のOPENを出したら本末転倒。だから基本の営業時間(11:00–16:00)を持たせて、閉店時刻が来たら自動でCLOSEDに戻るようにしました。「開けます」の宣言も日付つきなので、翌日に残りません。店主が何も送らなければ、ページはずっと「いま閉まってます」——それは常に本当です。
開店前だけ、ひとこと朝のうちに「開けます」と送ってあれば、開店前のページに「きょうは 11:00 に開きます」の一言が出ます。車で30分かけて向かうお客さんに、いちばん効く一言です。
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OPENの顔のターコイズは、タコスの写真の背景色をそのまま測って使っています。写真とページの色が地続きになるので、ぱっと開いた瞬間の一体感が出ます。差し色はビビッドなオレンジを点で——時刻のピル、見出しの下線、NOWのラベルだけ。CLOSEDの顔は彩度を落としたシャッターの写真と紙の色で、開いてる時との温度差を最大にしました。この温度差そのものが「開いてる」の合図になります。
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状態の札の下は、ふつうのお店のページです。メニュー、写真、お店の紹介、営業時間。派手な仕掛けはここにはいりません。一番上の「いま」が生きているだけで、ページ全体が生きて見える——それがこの作りの発見でした。
不定休のお店、週末だけのお店、冬は閉まるお店。「きょう開いてるのかな」と不安なまま車を走らせて、着いたら閉まってた——山の近くに住んでいると、よくあることです。地図アプリの営業時間は、こういうお店ではあまり当てになりません。今回のページは、その不安への一番小さな答えです。お店が開いてる時はサイトもOPEN、閉まってる時はサイトもCLOSED。更新は、店主がLINEに「開けます」と送るだけ。のれんを出す、という何百年も続いてきた合図を、そのままウェブに持ってきました。100連発は、まだ続きます。