Behind the build — Day 023
day23は、デザインにこだわる工務店「UMBAU」。主役は問い合わせフォームです。せっかく届いた問い合わせも、メールの受信箱で見落とされてはもったいない。だから、店主がふだんよく見るLINEに、その場で届く形にしました。そのフォームを、サイトの世界観に溶け込ませつつ、個人情報の受け皿は自作しない形で作っています。

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お名前・メールアドレス・ご相談の種類・ご相談の内容。入力欄も、送信ボタンも、サイト本体とまったく同じデザインで組んでいます。「ここだけ別のサービスの顔」にならない。デザインで選ばれる工務店なのに、問い合わせの瞬間だけ既製品の見た目になってしまう——それを避けたい、というのが出発点でした。だから見た目は、最後まで自分で作ります。
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見た目は自作。でも、送られたデータの受け皿だけはGoogleフォームに任せます。自作のフォームから、そのままGoogleフォームへ送る仕組みにしました。だからこのサイトは、個人情報を自分のサーバーで受け取りません。保存も、暗号化も、管理も、全部Google側。名前やメールアドレスといった大事な情報を自分で抱え込まないので、万が一の漏れの心配がありません。
ここが一番大事問い合わせフォームは「個人情報の塊」です。自分のサーバーで受けると、漏れたときの責任が全部自分に来ます。だから、見た目は作っても、個人情報の受け皿は作らない。この一線を守るために、受け皿はGoogleに預けました。
正直な注意点この「見た目だけ自作・受け皿はGoogleフォーム」は、Googleが正式に用意した方法ではありません。長く使われている定番のやり方ですが、Googleの仕様が変われば動かなくなる可能性はあります。「まず試す」には向いていて、絶対に落とせない業務なら、Googleフォームをそのまま使うのが確実です。
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Googleフォームに回答が入ると、その瞬間に店主のLINEへ通知が飛びます。名前も、相談の種類も、相談の内容も、まるごとトークに届く。店主は、いつものLINEを見るだけ。メールの受信箱を開いて、広告の間から問い合わせを探す——という作業がなくなります。早く気づけるほど、返事も早く返せる。だから「届く場所」を、生活といちばん近いLINEにしました。
なぜLINEかメールを一日に何度も開く人は、そんなに多くありません。でもLINEは、多くの人が一日に何度も見ています。だから、届く場所を、いちばん見られている場所に。仕組みのほうを、人の習慣に寄せました。
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狙いは「デザイン誌に載っていそうな工務店」。地域密着の生活感は、あえて捨てました。大判の建築写真をたっぷり使い、余白を効かせ、英字は骨太のグロテスク体・和文は端正に——という編集的な組み方に。写真に語らせるのが基本で、文字は最小限に添えるだけ。差し色は、革のような茶(タン)を「点」で置いています。
事例の見せ方WORKS(施工事例)は、縦に積まず横スクロールのレールにしました。雑誌のページをめくるように、作品を1枚ずつ大きく見せる。工務店の一番の武器は「建てたものの写真」なので、そこに一番いい場所を渡しています。
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FVから、施工事例、写真の帯、ABOUT、そして問い合わせフォームまで。最後の問い合わせの瞬間まで、同じ世界観の中に収めました。デザインで選ばれる工務店の「顔」を、フォームひとつで崩さない——それが、この1枚に通した約束です。
デザインで選ばれる工務店だから、フォームの見た目は自分で作る。でも、個人情報の受け皿は自作せず、Googleに預ける。そして、送信の瞬間に店主のLINEが鳴る。「見た目は作る/受け皿は作らない」——この線引きが、今回いちばん伝えたかったことです。スプレッドシート、LINE、カレンダー、ドキュメントに続いて、今回はGoogleフォーム。安全のために"作らない"を選ぶのも、ひとつの作り方でした。100連発は、まだ続きます。